研究課題
胎児発育不全(FGR)モデル動物の作成:SD系ラットの母獣で、妊娠17日目に開腹し子宮動脈4ヵ所を30分間クランプした後、クランプを解除して閉腹し、妊娠を継続させる。虚血再潅流により胎仔に子宮内発育不全を誘導する。新生仔期、幼仔期における検討を行うため通常経膣分娩にて分娩とし、母獣に哺育させる。コントロール群は、開腹して子宮を体外に出すが子宮動脈はクランプせず、FGR群と同じ時間経過後に閉腹した。出生体重:FGR群 4.78±0.18g、コントロール群 5.30±0.11g(p<0.05)、出生後の体重推移:日齢1:FGR群 5.25±0.18g、コントロール群 5.90±0.15g(p<0.05)、日齢2:FGR群 5.77±0.27g、コントロール群 6.75±0.21g(p<0.01)、日齢3:FGR群 6.44±0.35g、コントロール群 7.46±0.27g(p<0.05)、日齢4:FGR群 7.51±0.42g、コントロール群 8.14±0.35g(有意差なし)行動学的評価としてロータロッド(2回/日 2日連続試行)およびシャトル・アボイダンス(20session/日 4日連続試行)を行った。ロータロッドの結果(落下までの時間(秒))は、FGR群で1回目133.6±29.5秒、2回目188.0±24.0秒、3回目203.4±23.9秒、4回目233.1±21.7秒、対照群で1回目169.1±18.2秒、2回目194.0±19.5秒、3回目193.8±23.8秒、4回目210.8±20.7秒であり、有意差を認めなかった。シャトル・アボイダンスの結果(回避率(%))では、FGR群で日齢1;22.5±5.5%、日齢2;62.5±10.5%、日齢3;64.4±8.8%、日齢4;68.1±8.2%、対照群で日齢1;31.8±3.9%、日齢2;70.5±4.3%、日齢3;79.5±3.4%、日齢4;83.2±3.5%であり、有意差を認めなかった。
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すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 10件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 2件)
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