母体血からの効率的な有核赤血球回収法の確立を目的に、Percollの細胞障害性を、また、レクチン法とCD45を用いた磁気ビーズ法の回収効率が同等であることを確認した。また、自動有核赤血球識別装置は順調に稼働しており、予定通りのパフォーマンスを実現していることを確認した。遺伝子解析は、FISH法を用いているが、血球の由来同定も含めた、SNP解析の基礎検討を行った。自動有核赤血球識別装置を用いることで、有核赤血球の回収数は飛躍的に向上し、14mLの血液から100細胞以上回収される状況にある。 次に、無侵襲的出生前検査の臨床応用への意識調査で、検査前後の遺伝カウンセリング体制の必要性を確認した。
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