研究課題/領域番号 |
23591604
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
高見 剛 東京医科大学, 医学部, 講師 (20287147)
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研究分担者 |
藤岡 泰生 東京医科大学, 医学部, その他 (30421043)
石井 宏樹 東京医科大学, 医学部, その他 (60449171)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | 脳血液量 |
研究概要 |
本研究は、近赤外線分光装置(near-infrared spectroscopy; NIRS)と心臓超音波断層装置(心エコー)を用い、新生児の生後早期の脳循環と体循環の関係を経時的に計測することで、新生児の"脳自動調節能"を検証し、頭蓋内出血(IVH)を予防するための管理指標を設定することを目的としている。 本年度は、正常正期産新生児、早産児の脳循環の指標である脳血液量(CBV)、脳組織酸素飽和度(cSO2)、体循環の指標となる心拍出量、心機能の基準値を設定することを目標とした。さらに、子宮内発育不全児(IUGR)との比較検討を行った。 これらの検討で得られた結果は、日本周産期新生児医学会、日本未熟児新生児学会、日本循環管理研究会、欧州小児科学会(ESPR)で発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初の計画では、初年度の検討は正期産児、早産児(超早産児を含む)検討が目標であったが、子宮内発育不全児(IUGR)や低血圧を認めた児の結果も得ることができた。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、目的に従い超早産児を中心とした低出生体重児の検討をさらに進めるとともに、病的新生児(動脈管開存症、新生児仮死)などを合併した検討を行っていく。また、現在までに得られた結果を論文として報告する。
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次年度の研究費の使用計画 |
国際学会(アジアオセアニア周産期学会など)参加における参加費、旅費および論文作成の校閲費など。
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