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2013 年度 実績報告書

末梢血を循環するメラノーマ幹細胞の解析

研究課題

研究課題/領域番号 23591619
研究機関岡山大学

研究代表者

高田 実  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 非常勤研究員 (20154784)

研究分担者 山崎 修  岡山大学, 大学病院, 講師 (90294462)
大塚 正樹  岡山大学, 大学病院, 助教 (80452572)
鈴木 規弘  岡山大学, 大学病院, 医員 (10600281)
キーワードmelanoma / circulating tumor DNA / circulating tumor cells / gene mutation / oncogene / melanoma stem cells
研究概要

今年度はメラノーマ患者の血漿に漏出する腫瘍由来のDNA断片(circulating tumor DNA, ctDNA)の癌遺伝子変異の検出を試みた。癌遺伝子変異の検出には特異的1塩基伸長反応と飛行時間型質量分析計(MALDI-TOF MS)を組み合わせたMassARRAY分析システムと皮膚がん変異解析パネルMelaCartaを用いてメラノーマの癌遺伝子変異スクリーニングを試みた。このシステムはパラフィン包埋組織から抽出した微量のDNAからBRAF, NRAS, KIT, AKT3など20種類の既知のメラノーマの癌遺伝子の72種類の点突然変異を変異アレル比率5%までの高感度で迅速に検出できる。はじめに血漿ctDNAの対照として、腫瘍組織の癌遺伝子変異をMassARRAYシステムMelaCartaを用いて解析した。これまでに8例の解析を行い、BRAF V600E変異を5例に、NRAS Q61R変異, EPHB6 G404S変異をそれぞれ1例に検出した。本システムは効率、感度ともに優れた変異のスクリーニング法であることを確認した。次いで、メラノーマ患者の血漿からQIAmp circulating nucleic acid kitを用いて微量のctDNAを分離抽出した。これまでに9例の血漿ctDNAの抽出を終え、現在、MassARRAY システムによる解析を施行中である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Identifying BRAF and KIT mutations in melanoma2013

    • 著者名/発表者名
      Takata M
    • 雑誌名

      Expert Rev Dermatol

      巻: 8 ページ: 171-6

    • DOI

      10.1586/EDM.12.78

    • 査読あり
  • [雑誌論文] メラノーマの遺伝子異常とシグナル阻害薬2013

    • 著者名/発表者名
      高田実
    • 雑誌名

      癌と化学療法

      巻: 40 ページ: 453-457

  • [雑誌論文] 悪性黒色腫診療の歴史と今後の展望、悪性黒色腫の基礎研究2013

    • 著者名/発表者名
      高田 実
    • 雑誌名

      日本臨床

      巻: 70(増4) ページ: 27-32

  • [雑誌論文] 色素細胞母斑と癌遺伝子誘発性細胞老化(oncogene-induced senescence)2013

    • 著者名/発表者名
      高田 実
    • 雑誌名

      日本臨床

      巻: 70(増4) ページ: 103-106

  • [雑誌論文] Metastatic nicheという概念2013

    • 著者名/発表者名
      高田 実
    • 雑誌名

      日本臨床

      巻: 70(増4) ページ: 187-190

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公開日: 2015-05-28  

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