研究課題/領域番号 |
23591629
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
石河 晃 東邦大学, 医学部, 教授 (10202988)
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研究協力者 |
石井 健 東邦大学, 医学部, 准教授 (50296670)
吉田 憲司 東邦大学, 医学部, 大学院生
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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キーワード | 天疱瘡 / デスモグレイン / デスモソーム / 免疫電顕 |
研究概要 |
天疱瘡の水疱形成の発症機序を検討するため、デスモグレイン3に対する新しいヒモノクローナル抗体をヒト皮膚器官培養に注入することによって起こる変化を包埋後染色免疫電顕法により経時的に解析した。病原性モノクローナル抗体は注射後2時間後ではデスモソームに到達するものの水疱形成は起こらなかった。注射22時間後には棘融解が起こり、デスモソームの消失とdsg3分子の細胞内移行を認めた。非病原性抗体ではこのような変化は起こらなかった。今回初めてヒト皮膚においてdsg3分子の細胞内移行が観察されたが、抗体による分子間結合阻害との関係についてさらに検討を加える必要があると考えた。
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