研究課題
基盤研究(C)
本研究において研究代表者は、成熟T細胞リンパ腫での新規c-Myb標的遺伝子として薬物トランスポーターABCG2/BCRPを同定した。c-MybとABCG2/BCRPは、成熟T細胞リンパ腫において共発現することが確認された。さらにABCG2/BCRP特異的阻害剤であるKo143は、ドキソルビシンのATLL細胞株に対する抗腫瘍活性を優位に促進した。これらの結果より、c-Myb-ABCG2/BCRP経路は成熟T細胞リンパ腫の抗がん剤耐性機構において重要な役割を果たすことが示唆された。
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