研究課題
スギ花粉症に対しての抗原特異的治療である免疫療法の奏効機序として申請者らはIL-10産生型抑制性T細胞の誘導によるものと報告した(J Allergy Clin Immunol及びAllergol Int)。Th1/Th2バランスの是正ではなく炎症を抑制するサイトカインであるIL-10の炎症部位への局所誘導はアレルギー疾患に対する安全かつ効果的な解決法である。本研究ではアレルギー発症に於いて局所でIL-10がどのタイミングで誘導されるかを正確に突き止め、更に効果的またより安全にIL-10を鼻粘膜という局所のみに誘導するため非増殖性のパラインフルエンザ2型ウイルス(PIV2)ベクターにIL-10遺伝子を挿入したワクチンを用い花粉症及びアトピー性皮膚炎の抑制効果をみるものである。
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