研究概要 |
我々はデルマトポンチン(DP)がフィブロネクチンと結合し、これを活性化することを明らかにした(Kato, J. Biol. Chem. 2011、岡本 Aestetic Dermatol.2011)。DPにより活性化されたフィブロネクチンを、メラノーマの腫瘍塊に投与すると、腫瘍内の血管数が有意に減少した。 我々はDPがフィブリノーゲンと結合することを見出した。DP存在下でフィブリンを形成させると、フィブリンの生成速度は亢進し、フィブリンの直径は太くなった。このフィブリン線維は血管内皮細胞の接着と接着細胞の伸展を増強した(Wu, J. Invest. Dermatol. 2014)。
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