研究課題
基盤研究(C)
末梢血中の造血幹細胞の増加を介して,脳内の神経新生を増やす新たな治療手段の開発を目指した。初めに,末梢への幹細胞投与と,末梢血中の栄養因子を増加させる効果が明らかとなってきた抗うつ薬を組み合わせることが,難治性の精神疾患モデルに対して,有効な手段となり得る可能性を示した。また,末梢からの細胞の脳内移行について解析を進め,投与細胞が,視床下部近傍のオキシトン/バソプレッシン作用部位の領域に強く集積すること,そして,モデルラットの養育行動変化の解析から,投与細胞が信頼・愛着に基づく社会認知や社会行動を改善している可能性を明らかとし,精神疾患に対する末梢造血幹細胞移植研究の道筋を示した。
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