• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実施状況報告書

統合失調症における家系を用いたゲノムワイド相関研究のメタ解析

研究課題

研究課題/領域番号 23591683
研究機関日本大学

研究代表者

高橋 栄  日本大学, 医学部, 准教授 (70297802)

研究分担者 内山 真  日本大学, 医学部, 教授 (20221111)
穐山 真由美  日本大学, 医学部, 助教 (50386017)
横瀬 宏美  日本大学, 医学部, 助手 (40465274)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード精神医学 / 統合失調症 / 分子遺伝学 / ゲノムワイド相関研究
研究概要

現在、統合失調症の感受性遺伝子を検索するため、世界中でgenome-wide association study(GWAS)が行われている。現在までに7個の統合失調症のGWASが終了している。また、これらとは別に、我々もinitial sampleでのGWASを終了させている。今回の研究では、上記の研究を大規模サンプルで追試し、現時点でのGWASの結果をより確実なものにしようと試みた。まず、これらの研究から、追試に値する結果を抽出した。その結果、12個のSingle Nucleotide Polymorphisms(SNPs)が選択された。対象は、日本人・統合失調症42家系(対象:115名、統合失調症:62 名)、中国人・統合失調症163家系(対象:496名、統合失調症:175 名)、台湾人・統合失調症332家系(対象:1022名、統合失調症:462 名)、合計:536家系(対象:1633名、統合失調症:699 名)である。日本人は日本大学・医学部・精神医学で、中国人は北京大学・医学部・精神医学で、台湾人は米国・国立衛生研究所(National Institute of Health: NIH)/National Institute of Mental Health(NIMH)で収集された。現在、これらのサンプルを日本大学・医学部・精神医学で保管している。本研究は日本大学・医学部、北京大学・医学部、NIMHの倫理委員会で承諾を受けている。SNPsのgenotypingはTaqMan SNP Genotyping Assayで行った。TaqManアッセイができなかったSNPsは、direct sequence によりgenotyping した。現時点で、日本人と中国人家系において12 SNPsの解析が終了している。台湾人家系も進行中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

「研究実績の概要」でも述べたが、現在、日本人と中国人家系において全SNPsの解析が終了している。このペースであれば、本年度中にgenotypingが終了し、来年度には論文化できると思われる。これは、申請書の計画通りか、すこし早いペースである。

今後の研究の推進方策

非常に良いペースで進んでいる。よって、現在のペースを保っていくことで研究計画はスムーズに進行できると思われる。

次年度の研究費の使用計画

平成24年度には、台湾人家系のサンプル(332家系、1022人)に対して12 SNPsの解析を行う。これに必要な試薬の大部分を本研究費で賄えると思われる。

URL: 

公開日: 2013-07-10  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi