研究課題
本研究の目的は、自閉症の病態基盤に想定されるミトコンドリア機能不全について、死後脳におけるmRNA発現解析やゲノムサンプルを用いた関連解析により明らかにすることにある。平成25年度は、前年度に引き続き、自閉症者の死後脳解析の結果、有意な発現変化が示唆された遺伝子について、白人と日本人のトリオサンプルを用いた関連解析を行った。その結果、Protocadherin-alfa (PCDHA) と Zinc Finger Protein 804A (ZNF804A) が新規の自閉症感受性遺伝子として同定された。これらの知見については、いずれも J Psychiatry Neurosci誌に投稿し、前者は公表され、後者は受理され印刷中である。
すべて 2014 2013
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (4件)
J Psychiatry Neurosci
巻: in press ページ: in press
Brain Pathology
巻: 23 ページ: 294-302
10.1111/bpa.12002
巻: 38 ページ: 192-198
10.1503/jpn.120058