研究課題
基盤研究(C)
高齢者に認められる認知症を欠く統合失調症様精神病性障害(LOSD)に関係する病理学的背景を検討した.LOSD全例(対正常対照群)ではレビー小体病(LBD)を26.1 %(11.3 %), 嗜銀顆粒病(AGD)を21.7 %(8.5 %),皮質基底核変性症(CBD)を4.3 %(0.0 %)に認め,LOSD群におけるLBD,AGD,CBDの合計頻度は対照群より有意に高かった.特に65歳以上発症LOSD例でLBDは36.4 %(19.4 %),AGDは36.4 %(8.3 %)と高頻度であり,AGDの頻度は正常対照群より有意に高かった.以上からAGDは高齢者の精神病性障害と関係すると考えられた.
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