研究課題/領域番号 |
23591726
|
研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
宮岡 等 北里大学, 医学部, 教授 (40209862)
|
研究分担者 |
田ヶ谷 浩邦 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (50342928)
|
研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
|
キーワード | 自律神経 / うつ病 / 予後 |
研究概要 |
本年度は研究初年度のため質問表の使用法に関するインストラクション、センサーなど装置の購入、被検者向け案内パンフレットの作成を中心に行った。具体的には、研究の案内を担当する医師の被検者への説明法の周知徹底と練習を行った。研究組み入れ時に被検者に十分研究の手指を納得いただいた上で安心して参加いただける様、倫理的な配慮が十分なされた研究の説明が行われることに特に時間をかけてトレーニングを行った。研究実施の場面でのトレーニングとしては、質問表の使用法に注意を払った。医師による客観的なうつ病の評価に使用するHAM-Dは評価者間の相違が現れやすいため、何度も繰り返しトレーニングを行った。東芝製のNEM-T1ウェアラブルセンサーについてはセンサーの取り扱いに関する説明文を患者用にカラーで分かり易く作成を行った。また、テスト用のパーソナルコンピュータにデータの取り込み用の添付ソフトを導入し、すべてのセンサーで誤動作無く測定が可能なことを確認し、データ取り込みソフトの起動と終了も確認出来た。データ保存の際のデータ保存場所の確保と、保存責任者の選定も合わせて行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究開始に際して、被検者向けの案内、担当医師のトレーニング、センサーの確認、データ保存方法の確認など全ての必要な準備は完了した。本来、年度後半から可能であれば症例の蓄積も予定をしていたが、未治療のうつ病の新規患者数が確保されず、症例募集は次年度から開始せざるを得ないため、進行はやや遅れている。
|
今後の研究の推進方策 |
未治療のうつ病患者を対象とした臨床研究である特徴から、新規うつ病患者への研究の周知徹底、倫理的部分に配慮した上での円滑な症例募集に努めていく予定である。
|
次年度の研究費の使用計画 |
解析用のパーソナルコンピュータの購入、進捗状況を含め研究の進行を討論する会議費、参加被検者への謝礼が次年度の計画として考えられている。
|