研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、レビー小体型認知症 (DLB)の前駆状態を明らかにし、DLBの早期の診断・治療に結びつけることにある。3年間の研究結果から、DLBに進行する患者では、認知機能障害を生ずる前からレム睡眠行動障害、自律神経症状、嗅覚障害、抑うつなどの前駆症状がみられることが示された。また、脳FDG-PETの後頭葉一次視覚野の糖代謝低下やMIBG心筋シンチグラフィーの取り込み低下などの所見は、認知機能が軽度認知障害ないし正常レベルの患者で既に認められることが示された。これらの前駆症状を有する患者で、機能画像で特徴的所見が見出された場合は、DLBの前駆状態として予防的治療を開始する必要がある。
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