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2014 年度 実績報告書

睡眠覚醒リズムからみた集中治療環境でのせん妄病態とメラトニンアゴニスト治療の効果

研究課題

研究課題/領域番号 23591731
研究機関東京医科大学

研究代表者

高江洲 義和  東京医科大学, 医学部, 講師 (90421015)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2015-03-31
キーワードメラトニン / 睡眠障害 / 集中治療室 / 心疾患 / 不眠
研究実績の概要

平成23年~平成24年の研究ではCoronary care unit(CCU)入院中の心疾患患者におけるアクチグラフや質問紙を用いた睡眠指標や尿中の6-sulfatoxymelatonin(6-SMT)によるメラトニン分泌定量評価を行い、平成25年は年齢性別をマッチさせた健常対照者に対して、CCUと類似の環境下での睡眠指標や6-SMTによるメラトニン分泌定量評価を行った。平成26年度はこれらの研究で得られたデータの解析を行いCCU患者患者と健常高齢者におけるメラトニン分泌や睡眠状態の比較検討を行った。その結果、CCU入院中の患者においては、健常対照群と比較して、入院直後よりメラトニンの分泌が低下していた。またCCU患者の尿中メラトニン値と睡眠指標においては正の相関がみられた。これにより、CCU患者ではメラトニン分泌が低下しており、それが不眠症状やせん妄の発現に寄与していることが示唆された。また、その結果を基に学会発表や論文作成を行い、現在国際医学雑誌chronobiology international誌に掲載予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] A preliminary study on the relationships between diurnal melatonin secretion profile and sleep variables in patients emergently admitted to the coronary care unit2015

    • 著者名/発表者名
      Yoshikazu Takaesu MD, PhD1, Kunihiro Futenma MD, Mina Kobayashi PhD, Yoko Komada PhD, Nobuhiro Tanaka MD, PhD, Akira Yamashina MD, PhD, Yuichi Inoue MD, PhD
    • 雑誌名

      Chronobiology international

      巻: 印刷中 ページ: 印刷中

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 集中治療環境下におけるメラトニン分泌特性についての検討2014

    • 著者名/発表者名
      高江洲義和, 普天間国博, 小林美奈, 駒田陽子, 山科章, 井上雄一
    • 学会等名
      日本睡眠学会第39回定期学術集会
    • 発表場所
      徳島県郷土文化会館
    • 年月日
      2014-07-03 – 2014-07-04

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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