研究課題
平成23年~平成24年の研究ではCoronary care unit(CCU)入院中の心疾患患者におけるアクチグラフや質問紙を用いた睡眠指標や尿中の6-sulfatoxymelatonin(6-SMT)によるメラトニン分泌定量評価を行い、平成25年は年齢性別をマッチさせた健常対照者に対して、CCUと類似の環境下での睡眠指標や6-SMTによるメラトニン分泌定量評価を行った。平成26年度はこれらの研究で得られたデータの解析を行いCCU患者患者と健常高齢者におけるメラトニン分泌や睡眠状態の比較検討を行った。その結果、CCU入院中の患者においては、健常対照群と比較して、入院直後よりメラトニンの分泌が低下していた。またCCU患者の尿中メラトニン値と睡眠指標においては正の相関がみられた。これにより、CCU患者ではメラトニン分泌が低下しており、それが不眠症状やせん妄の発現に寄与していることが示唆された。また、その結果を基に学会発表や論文作成を行い、現在国際医学雑誌chronobiology international誌に掲載予定である。
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Chronobiology international
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