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2011 年度 実施状況報告書

循環器疾患のマルチモダリティ画像診断統合化データベースを用いた最適診断樹の研究

研究課題

研究課題/領域番号 23591743
研究機関北海道大学

研究代表者

真鍋 徳子  北海道大学, 大学病院, 講師 (70463742)

研究分担者 玉木 長良  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30171888)
吉永 恵一郎  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任教授 (30435961)
伊藤 陽一  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (10334236)
遠藤 晃  北海道大学, 大学病院, 准教授 (60301892)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード循環器疾患 / マルチモダリティ / カルテ情報 / データベース / IT
研究概要

平成23年度実績:循環器疾患のマルチモダリティ画像診断統合化データベース作成のための、システム開発を行い、その評価を行った。1)循環器マルチモダリティ画像・カルテ情報統合化システム構築を行った。システム詳細:病院画像サーバーおよび医療情報端末と接続し、システム上で循環器画像が系統立てて表示され、画像の読影および診断が効率的に行えるアプリケーションを作成した。そのアプリケーションを使用しレポーティングした冠動脈所見が、半自動的にデータベース化できる仕組みづくりを行った。2)新システムと病院情報システムおよび画像サーバーとの接続:病院情報システムからのカルテ情報および放射線科サーバーとの接続を確立。画像およびカルテ情報取得ラインの確立を行い、システム上で情報が統合して表示されるようにした。3)システム評価:従来の心臓CT読影法(フリー読影入力法)と本システム使用による新規読影法の比較のため、放射線専門医とレジデントがそれぞれ独立に二種類の方法でテスト症例を読影し、読影に要する時間および病変の一致率を比較した。結果:従来法に比べて、新しく開発した本システムを使用することにより読影効率化により読影業務時間の2割の短縮および、熟練者に対するレジデントの読影一致率が20%改善し、本システムが臨床的に有用である可能性を検証できた。平成23年度の結果を、平成24年9月に日本医学放射線学会秋季大会で発表予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

医療情報部および放射線科画像サーバーとシステムとの接続が、新病院画像サーバーの稼働が平成24年2月にまでずれ込み、セキュリティの関係上3月以降となったため、若干の遅れが生じているが、スタンドアローン状態でのシステムの開発自体は目標レベルのものが構築できている。

今後の研究の推進方策

病院情報システムとの接続が確立できたので、カルテシステムからデータを半自動抽出し、データベース作成を行う。データベース作成に際しては、臨床研究プロトコールおよびコンセプト作成を統計の専門化と行い、統計ソフトへの出力により、統計処理が行いやすいスタイルでのデータベース作成を目指す。

次年度の研究費の使用計画

平成23年度未使用額99万6000円は、開発したシステムと医療情報部および画像サーバーとの接続が平成24年3月に確立され、管理費用支払いが4月以降となるために生じたものである。循環器画像はデータ容量が大きいため、サーバーから取得した画像を保存しておくハードディスク(約5万円)を追加で購入する必要が見込まれる。開発した新システムを新規に購入するノートPC(約25万)上で展開し、同時に二人以上の医師が運用・参照できるようにする。

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公開日: 2013-07-10  

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