研究課題
基盤研究(C)
循環器疾患における医療費削減及び診療の質的向上を目指し、増加する冠動脈CTの読影業務を効率化し、かつ、研究用データベースとして活用できる冠動脈CT読影支援システムを開発した。開発したシステムは、各種CT再構成画像を血管ごとに自動分類することで画像選択を省力化し、更に画像上の病変位置や狭窄度、プラーク性状等の病変情報を管理して過去との病変比較を容易にすることを特徴とする。虚血性心疾患を対象に、本システムの臨床評価を行ったところ、従来のPACS等を用いたレポート入力による読影法と比較して、読影時間が減少、また熟練読影医と若手読影医の病変部位の一致率が向上し、本システムの有効性が示された。
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日本医用画像工学会MEDICAL IMAGING TECHNOLOGY誌(システム開発論文特集号)
巻: Vol.32, No.2 (in press)