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2011 年度 実施状況報告書

バーチャル・リアリティー下MRI検査:心理的検討と閉所恐怖症・小児例への臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 23591747
研究機関東北大学

研究代表者

麦倉 俊司  東北大学, 大学病院, 助教 (20375017)

研究分担者 高橋 昭喜  東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80148874)
隈部 俊宏  東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (10250747)
松本 和紀  東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40301056)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワードMRI / 小児 / 閉所恐怖症
研究概要

本研究は、研究1. DVDバーチャル・リアリティー下MRI検査:健常成人を対象にした心理的効果の基礎的検討。研究2.閉所恐怖症(Claustrophobia)を伴う患者を対象にDVDバーチャル・リアリティー下MRI検査の有用性を評価する。研究3.若年小児患者を対象にDVDバーチャル・リアリティー下MRI検査の有用性を評価する。以上3研究からなるが初年度である本年は研究1を行った、主解析(primary endpoint):全被検者を対象として被験者ごとに A撮影、B撮影中の1.心理生理学的測定: 30秒ごとの心拍数2.主観的恐怖感測定:恐怖感の程度;0(全く平穏)~100(想像できうる最悪), 3. 逃避行動試験:嫌がり度の程度の評価4.心理精神測定 の記録。以上の妥当性に関して検討をおこなったが、かなり個人差が大きく、さらなる評価法の検討が必要であることがわかった。必要症例数の見積もりも行ったが文献的(Journal of anxiety disorders 21:367-380, 2007)に、主解析(primary endpoint)で用いた4項目がA撮影、B撮影間で10%程度変化することが予測され、有意水準α=0.05、第一種過誤率β=0.8とし、必要症例数は約60例と推定された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究1では正常被験者における心理生理学的測定の妥当性の評価をおこなったが、個人差がかなり大きく、新たな測定法・評価法の試行が必要と考えられたため。

今後の研究の推進方策

今後は研究1では正常被験者における心理生理学的測定の妥当性の評価をおこなったが、個人差がかなり大きく、新たな測定法・評価法の試行を行う。研究2.MRI 検査対象症例のうち、閉所恐怖症(Claustrophobia)を伴う患者への臨床応用を開始する。問診により、既往MRIでMRI 閉所恐怖症と想定される症状があり、閉所恐怖症スケールでもそれに該当すると診断された患者。閉所恐怖症の診断は、DSM-IVなどの精神科的な診断基準に基づいて行う予定である。

次年度の研究費の使用計画

DVDバーチャル・リアリティー下撮影に必要なクラシック音楽をバックグラウンドミュージックとした環境影像(いわゆる癒し系)DVDの選定・購入、バーチャル・リアリティー装置(DVD装置)音響装置(ステレオアンプ)、また外部モニター用音響スピーカーの購入など行う予定である。正常被験者さんを対象とした研究は継続するので謝金としても使用も継続予定である。

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公開日: 2013-07-10  

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