研究課題
1. 高分解能MR内視鏡(MRE)の撮像を1.5-TのMR装置と7-TのMRI装置を用いて行った。 2. 全身の各臓器の高分解能MREに適合する様々な形状と大きさのRFコイルについて設計と試作を行った。 3. 実験用ファントムを用いて高分解能MREの撮像実験を施行した。スピンエコー法、高速スピンエコー法、グラディエントエコー法及び高速グラディエントエコー法による高分解能MREを施行することにより、RFコイルの空間分解能、コントラスト分解能及び時間分解能を検討した。この結果に基づいて、最適な高分解能MRE像の得られるパルス系列、繰り返し時間(TR)、エコー時間(TE)、フリップ角、field-of-view(FOV)、マトリックスサイズ、スライス厚を検討した。 4. 実験動物を用いた高分解能MREの撮像実験を施行した。実験動物の臓器についてスピンエコー法、高速スピンエコー法、グラディエントエコー法及び高速グラディエントエコー法による高分解能MREを施行し、各臓器ごとに最適な高分解能MRE像の得られるパルス系列、TR、TE、フリップ角、FOV、マトリックスサイズ、スライス厚を検討した。 5. 実験動物から臓器の組織標本を作製し、それぞれの臓器における高分解能MRE像と組織像との相関性を検討した。 6. 手術によって摘出された人体の臓器を用いて、高分解能MREによる病理組織学的なレベルでの病変描出能力と病変の質的診断能力を検討した。 7. 消化管腫瘍については7-TのMRI装置を使用してDiffusion-Tensor Imaging(DTI)を施行し、DTIによる拡散強調高分解能MREの実行可能性を検討した。病変の質的な診断とともに、病理組織学的な壁深達度、リンパ節転移の有無並びに腫瘍の病期診断に関してDTIによる拡散強調高分解能MREの有用性を確認することができ、現在その診断能力について詳細な検討を行っているところである。
2: おおむね順調に進展している
現在までの所、研究は交付申請書の研究実施計画の内容に従って、おおむね順調に進行している。従って、交付申請書に記載された研究の目的はおおむね順調に進展しているものと考えられる。
研究は交付申請書の研究実施計画の内容に従って、おおむね順調に進行している。従って、「今後の研究の推進方策」に特に変更はないので、これまでの計画通りに研究を推進する予定である。
「次年度使用額」は前倒し支払請求を行った交付金の一部であり、元々は次年度に使用する研究費であったので、次年度に使用する研究費として残すことになった。研究は交付申請書の研究実施計画の内容に従って、おおむね順調に進行している。また、「次年度使用額」は前倒し支払請求を行った交付金の一部であり、元々は次年度に使用する研究費であったので、次年度の研究費と合わせて使用する計画である。従って、「次年度の研究費の使用計画」に特に変更はないので、これまでの計画通りに研究費を使用する予定である。
すべて 2014 2013
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)
Radiology
巻: 272 ページ: 164-173
10.1148/radiol.14132170
J Magn Reson Imaging
巻: (in press) ページ: (in press)
doi:10.1002/jmri.24411.
日本内分泌学会雑誌
巻: 89 ページ: 984-984
Progress of Digestive Endoscopy
巻: 82 ページ: 144-146
臨床体液
巻: 40 ページ: 27-32
診断と治療
巻: 101 ページ: 813-819
巻: 101 ページ: 953-958
脳と発達
巻: 45 ページ: 249-249