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2011 年度 実施状況報告書

3T高磁場MRIによるASL手法を基礎とする非侵襲的機能画像の開発と臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 23591757
研究機関福井大学

研究代表者

木村 浩彦  福井大学, 医学部, 教授 (10242596)

研究分担者 山元 龍哉  福井大学, 医学部, 助教 (70406073)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワードASL / MRI / 脳血流 / 脳血管障害
研究概要

課題は、ASL血流画像の改善とASL手法を基礎に新たな非侵襲的機能画像の開発を行うものである。 到達時間、CBV パラメタ、Magnetization Transfer等の利用など、新たなMRシーケンスの開発を行うものである。 H23年度はMRI撮像装置の更新が行われたため、新たなMRI撮像装置で従来のASLシーケンスと同様の画像が得られることの検証が行われた。 1つ条件で従来5-6分の収集時間を要していたが、新MRI装置で32 channnelのhead コイルを用いることで、3分程度の収集時間でも比較的S/Nの高い画像が得られることがわかった。新たな機能画像の作成には、複数の条件でのASL画像の収集が必要となるため、撮像時間の短縮は今後の臨床応用に向け期値がもてる結果であった。ASLのラベル時間の延長、スピン到達時間のマッピングの臨床応用のため、新たなシーケンス開発の出発となるシーケンスコードの確認を行っている。 また、次年度以降のシーケンスの開発に必要な開発環境とASL画像の計算処理のための高速演算が可能なワークステーションのセットアップもおこなった。 MRI装置メーカーとの共同研究契約のとりまとめ、共同研究に向けてのプロトコル、臨床研究についての学内倫理審査委員会の許可をとるなどの手続きをすすめた。 さらに、これまでのデータにより、ASL血流画像の臨床応用についての、総説、症例報告を行い、国際学会でも報告した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

MRI装置の更新が行われたため、新たな装置での開発環境やシーケンスの確認が必要となったため、当初の計画以上には進まなかった。しかし、新たなMRI装置の性能が向上しているため、最終的な臨床応用にむけ、期待がもてる状況と考えている。

今後の研究の推進方策

H23年度に高速計算装置の導入はすませており、次年度以降利用可能となっている。H23年度中に行った、モデルの検証を新たなMRI装置で検証可能とし、次のステップとして、ラベル時間の延長、スピン到達時間のマッピングを達成する。

次年度の研究費の使用計画

H23年度の研究費の残額とH24年度の研究費については、上記の計算ソフト開発費等に充当する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Crossed cerebellar hyperperfusion after MELAS attack followed up by whole brain continuous arterial spin labeling perfusion imaging2012

    • 著者名/発表者名
      Tsujikawa T, Yamamoto T, Ikawa M, Yoneda M, Kimura H
    • 雑誌名

      Acta Radiol.

      巻: 53 ページ: 220-222

    • DOI

      10.1258/ar.2011.110274

    • 査読あり

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公開日: 2013-07-10  

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