研究課題/領域番号 |
23591764
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
遠藤 善裕 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (40263040)
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研究分担者 |
清水 智治 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (70402708)
谷 徹 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20179823)
村田 聡 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (90239525)
目片 英治 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (80314152)
片山 育子 滋賀医科大学, 医学部, 副看護師長 (40437132)
園田 寛道 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (80437152)
村上 耕一郎 滋賀医科大学, 医学部, 特任助教 (30572763)
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キーワード | 縦型MR |
研究概要 |
研究1:直腸病変のないボランティアでの評価【対象】直腸肛門機能に問題がないボランティア【方法】縦型オープンMRIを用いて、静止時・怒責時・最大収縮時の骨盤底筋群の動きの撮影を行う。正常状態での生理的な骨盤底筋群の状態を観察する。【研究成果】1名の直腸病変のない患者で測定 研究2:便失禁および直腸脱患者での評価【対象】便失禁もしくは直腸脱を有する患者【方法】縦型オープンMRIを用いて、静止時・怒責時・最大収縮時の骨盤底筋群の動きを撮像する。【研究成果】直腸脱の患者での術前・術後MRIの評価を5例に施行した。 研究3:直腸癌手術での評価【対象】直腸病変のある患者【方法】術前と術後1年後に縦型オープンMRIを用いて、静止時・怒責時・最大収縮時の骨盤底筋群の動きの撮影を行う。【研究成果】直腸癌術前の5名に患者にて評価を行った。術前の骨盤底筋の動きに関しては、健常者と差異を認めなかった。術後の状態についても評価を行った。 研究4:潰瘍性大腸炎手術での評価【対象】潰瘍性大腸炎のある患者【方法】術前と術後ストマ閉鎖1年後に縦型オープンMRIを用いて、静止時・怒責時・最大収縮時の骨盤底筋群の動きの撮影を行う。【研究成果】潰瘍性大腸炎術前の患者は全身状態が悪いことが多く、術前の撮影が不可能であった。術後患者の撮影は、4名にて終了。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
(現在までの達成度) 研究2の直腸脱の患者については順調に症例の蓄積を行うことができている。研究3の直腸癌の患者についても症例数が増加した。 研究4の潰瘍性大腸炎の患者に関しても症例数が増加した。潰瘍性大腸炎患者は術前のの状態の悪い緊急手術症例が多かったため術前画像が撮像できない。
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今後の研究の推進方策 |
潰瘍性大腸炎の患者は術前の状態が悪いことが多いため、術前に骨盤機能の撮影を行うことができない症例が多いので、術後経過観察症例での撮像を行い、肛門機能との比較を行う。直腸癌に対しても症例数が増加したので、画像解析を進め、肛門機能と比較検討する。
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次年度の研究費の使用計画 |
直腸脱症例については解析を行い、学会報告を行う旅費として使用する。直腸癌、潰瘍性大腸炎症例についても、これまで集積できたデータを解析して、国内学会にて成果報告の旅費に使用する。英文論文投稿ができるように英文校正費用、投稿費用などに使用する。
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