研究課題/領域番号 |
23591765
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山本 憲 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60525567)
|
研究分担者 |
金柿 光憲 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50378676)
岡田 知久 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (30321607)
|
キーワード | MRI / 拡散テンソル画像 / 磁化率強調画像 / 位相画像 / 脳内微細解剖 |
研究概要 |
(1)3.0テスラMRI装置と32チャンネル受信コイルを用いた超高精細拡散テンソル画像にて全脳を撮像する方法を確立した。(2)3.0テスラMRI装置と32チャンネル受信コイルを用いた磁化率強調画像(強度画像・位相画像)にて全脳を撮像し、全脳超高精細拡散テンソル画像との位置合わせ画像を作成した。(3)超高精細拡散テンソル画像・磁化率強調画像(強度画像・位相画像)を元に、皮質内・皮質皮質下白質間・皮質下白質トラクトマップ全脳での作成に向けて、まずは視放線領域を中心として白質内部詳細トラクトマップ解析を行った。(4)上記とは別に、全脳皮質下白質の磁化率強調画像におけるコントラスト源を同定すべく、強度画像・位相画像のコントラストの相違を脳内各領域で検討し、皮質下白質コントラスト源の推定を行った。 (5)磁化率強調コントラスト画像におけるコントラスト源解析の結果、位相と強度の相互間よについて解析を行い、脳内コントラストにおける特徴について解析を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
磁化率強調画像のコントラスト源解析において、自施設設置装置についての解析を行なっているため。
|
今後の研究の推進方策 |
初年度から二年目において計画相当の進展を得ることができた。今後はさらに、超高精細拡散テンソルアトラス及び磁化率強調画像アトラス作成に向けて、高分解能・高コントラスト画像の作成に挑戦する計画である。また、同時に、得られた様々な新しい知見を元に、本研究の成果を速やかに還元する為に、英文査読有り一流紙への成果が既に2本掲載された。今年度以降も継続して、研究遂行に邁進していく。
|
次年度の研究費の使用計画 |
次年度においては、拡散テンソルデータ及びMRI画像の元データを保存する目的で主にネットワーク接続型のストレージを購入する計画である。また、超高磁場MRI装置の保守費用にも使用する計画である。
|