本研究は機能的(仮想的)にガンマカメラの視点を変えて撮像し,立体視するマルチカメラシステムを考案し,これまでの撮像で問題があった「解像度」と「奥行き情報」を改善することである.そして,核医学画像の定量解析を行う手法を開発し,病気状態の判断のみならず疾患早期の診断・発見,予測にもつながる新しい撮像技術について研究を行うことである。 本研究において従来像と比較した結果、立体視をした方が認識率の向上が見られた。従来像は散乱線の影響で病変周辺部がぼけており、サイズの相違が識別困難であった.一方、立体画像では病変部と正常部の相違が明瞭に判別でき、診断能が向上するものと考えられた.
|