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2011 年度 実施状況報告書

大腸3次元解析、内臓脂肪面積測定、アディポカイン測定による大腸の健康診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23591805
研究機関川崎医科大学

研究代表者

松本 啓志  川崎医科大学, 医学部, 講師 (20309553)

研究分担者 本多 啓介  川崎医科大学, 医学部, 講師 (10190266)
塩谷 昭子  川崎医科大学, 医学部, 准教授 (80275354)
春間 賢  川崎医科大学, 医学部, 教授 (40156526)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード大腸3次元解析 / CTコロノグラフィー / 内臓脂肪 / 肥満 / 大腸腫瘍 / アディポサイトカイン
研究概要

当初の予定どおり、川崎医科大学および同附属病院倫理委員会の承認を得た後、まず本研究に必要不可欠な大腸3D-CT検査用炭酸ガス自動注入装置(プロトCOL2、エーディア)を購入した。検査方法は本研究開始し、現在確立できている。大腸3D-CT検査の前処置は、大腸内視鏡検査に準じて経口腸管洗浄液(クエン酸マグネシウム)に水溶性造影剤(ガストログラフィン)を混入したPEG-C法を用いている。大腸3D-CT検査は、16列の検出器を有するmulti detector-row CT(MDCT)、Light Speed Ultra16(GEヘルスケアジャパン社製)を用い、撮影は管電圧120kV、管電流100~440mA、管球回転時間0.5秒、撮影スライス幅20mm(1.25mm×16)でヘリカルスキャンを行い、2D-CT画像用に画像再構成厚5mm、画像再構成間隔は5mmとした。3D-CT画像用に画像再構成厚1.25mm、画像再構成間隔0.625mmとした。3D-CT画像データはMDCTよりワークステーション(Virtual Place Raijin : AZE社製)に転送し、3D-CTの画像構築と解析を行っている。内臓脂肪面積は同ワークステーションの脂肪面積解析ソフトを用いている。アディポサイトカインは、大腸検査前(絶食)に採血を行い、アディポカイン、レプチン測定はELISAで行っている。また、大腸内視鏡検査を同時に施行できた症例に関しては、直腸の正常粘膜を採取し、抗アディポサイト受容体(1,2)抗体を用いて免疫染色を行っている。初年度エントリーは現時点で大腸3D-CT検査は約150名検査を施行した。大腸3D-CT検査、採血および内視鏡検査における生検をすべて行った症例は約50名エントリーしている。現在、大腸検査の前処置、検査法等について改善点がないかどうかデータ集計を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

大腸3D-CT検査件数は、予定どおり年間150例は超えており、おおむね順調に伸展している。大腸検査、採血および内視鏡検査時の生検すべて行った症例は50例である。

今後の研究の推進方策

大腸3D-CT検査は順調に伸展しているが、採血および内視鏡検査時の生検すべて行った症例がまだ足りていない。今後は、さらに症例集積、さらには内視鏡検査も同日にできるように ますます積極的に症例を集めたい。現在、予定の50例になったため、現在 解析を行い改善点のチェックがないか現在解析中である。

次年度の研究費の使用計画

次年度使用額は、本年度請求分と合わせ、アディポカイン、レプチン測定はELISAで行い、また、大腸内視鏡検査を同時に施行できた症例に関しては、直腸の正常粘膜を採取し、抗アディポサイト受容体(1,2)抗体を用いて免疫染色を行うため、主にELISAキット、免疫染色に必要な消耗品を購入予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 当院における大腸3D-CT検査の導入経験2011

    • 著者名/発表者名
      松本啓志
    • 学会等名
      第96回日本消化器病学会地方会、第107回日本消化器内視鏡学会合同地方会
    • 発表場所
      岡山衛生会館(岡山市)
    • 年月日
      2011年12月3日
  • [学会発表] マルチスライスCT(MDCT)を用いた大腸3D-CT検査と内臓脂肪面積の評価2011

    • 著者名/発表者名
      木村佳起
    • 学会等名
      第96回日本消化器病学会地方会、第107回日本消化器内視鏡学会合同地方会
    • 発表場所
      岡山衛生会館(岡山市)
    • 年月日
      2011年12月3日

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公開日: 2013-07-10  

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