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2013 年度 実績報告書

PET/CTによる膵臓癌の予後予測と分子病理学に基づくFDG集積メカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 23591807
研究機関久留米大学

研究代表者

石橋 正敏  久留米大学, 医学部, 教授 (20168256)

研究分担者 甲斐田 勇人  久留米大学, 医学部, 助教 (40299425)
倉田 精二  久留米大学, 医学部, 講師 (80268888)
早渕 尚文  久留米大学, 医学部, 教授 (20108731)
藤井 輝彦  久留米大学, 医学部, 准教授 (50199288)
鹿毛 政義  久留米大学, 大学病院, 教授 (80148840)
安永 昌史  久留米大学, 医学部, 講師 (50268843)
北里 雄平  久留米大学, 医学部, 助教 (20569363)
内田 政史  久留米大学, 医学部, 准教授 (50168704)
木下 壽文  久留米大学, 医学部, 教授 (50186293)
土居 亮介  久留米大学, 医学部, 助教 (40400048)
キーワードPET/CT / 膵臓 / 分子病理学
研究概要

この研究の目的はPET/CTを行った膵臓癌患者を対象に分子病理学的手法を用いて膵臓癌における増殖に関与するシグナル伝達因子とFDG集積との関連を調べる事でFDG集積やこれらシグナル伝達因子と総合的な関連性を検討することである。この研究ではFDG集積に関係するGLUT-1と関連する癌シグナル伝達因子を調べるためCell lineを用いて検討を行った。この結果、GLUT-1に関連する癌シグナル伝達因子はEGFR, P70, mTOR, P-riboprotein,riboproteinであることが判明した。このため、FDG-PET/CTを膵癌術前に施行し、術前放射線化学療法や術前化学療法症例を除外した44例の切除例に対してGLUT-1, GLUT-3, EGFR, P70, mTOR, P-riboprotein, riboproteinの免疫染色を施行した。FDG集積に関してはSUV maxでの評価を行った。SUV maxとこれら免疫染色から得られた発現との相関性を統計学的解析を用いて検討を行った。
この結果、SUV maxはGLUT-1, GLUT-3, EGFR, P70と有意な相関を認めた。GLUT-1はEGFR, P70と有意な相関を認め、GLUT-3もEGFRと有意な相関を認めた。また、mTORがP-riboproteinやP70と有意な相関を認めた、これらの事から膵癌のFDG集積機序にはGLUT-1以外にGLUT-3, EGFR, P70が集積機序に関連し、膵癌の増殖にはmTORに関連したシグナル伝達系やEGFRが関係していることが判明した。

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公開日: 2015-05-28  

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