研究課題
基盤研究(C)
本申請研究の主たる目的は、CT検査における被ばく線量(重要臓器線量)と画質との関係を明らかにした上で、脳卒中CT検査における至適プロトコル確立のための基礎情報を与えることである。この目的を達成するために二種類の脳卒中ファントムを作成し、これを被検体として実験を行った。重要臓器線量の一つである水晶体線量は、撮像条件に比例して増加した。そこでこの結果を念頭に置き、脳動脈瘤の検出能を評価したところ、逐次近似法と呼ばれる画像再構成法は、水晶体線量の軽減と画質改善に役立つことが示された。さらに、これとは別の方法であるDual-Energyスキャンは、脳梗塞を検出する上で有益な検査法であることが示された。
すべて 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)
Electronics and Communications in Japan
巻: Vol. 96 ページ: 1975-1982
Radiation Protection Dosimetry
巻: Vol. 157 ページ: 193-205
The British Journal of Radiology
巻: Vol. 85 ページ: e673-e681
健康文化
巻: Vol. 133(寄稿) ページ: 133-137
International Journal of Computer Assisted Radiology and Surgery
巻: (掲載決定)