研究課題
基盤研究(C)
本研究ではOotaniらが報告したマウス小腸管幹細胞培養の手法が食道扁平上皮でも応用可能かを検証することが目的であった。その結果、①本研究で用いた培養手技によりマウス食道をin vitroで長期間培養することが可能であった、②ヒト食道はマウスと同様の培養メディウムでは培養できなかったが、メディウムをES細胞培養メディウムに変更することで30日間、増殖能を保った状態で培養が可能であり、形態学的に食道扁平上皮粘膜層、ケラチンをin vitroで形成していた。現時点で得られたマウス、ヒト食道in vitro培養手技の確立に関する論文を作成し現在、国際英文雑誌に投稿中である。
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