研究課題
基盤研究(C)
我々は自己の細胞のみで任意の形状の立体細胞構造体を構築する組織工学の新技術を開発してきた。細胞本来がもつ凝集能力によって形成される3次元培養での細胞凝集塊=スフェロイドを作成し、そのスフェロイドを一つの単位としてロボットを用いて複雑な立体細胞構造体を構築する技術である。これまで我々はヒト血管内皮細胞、血管平滑筋細胞、繊維芽細胞を用いて、ヌードラット腹部大動脈(口径1.5mm)、ウサギ頸動脈(口径2mm)に移植可能な血管様構造体の作成に成功した。移植後の病理組織学的検査において、血管構造体の内腔を被覆するVWF陽性の血管内皮細胞を認めた。
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人工器
巻: 41.3 ページ: 168-171