研究課題/領域番号 |
23591871
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
石井 証 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (40468129)
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研究分担者 |
伊勢 一哉 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (90363746)
清水 裕史 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (70553709)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | 細胞シート / I型糖尿病 / 膵島移植 / 膵島再生 / ティッシュエンジニアリング / 異種移植 |
研究概要 |
我々は、膵島移植研究において、既に、ティッシュエンジニアリングの手法を取り入れた膵島細胞シートを発明している(Biomaterials. 30:5943-9,2009)。膵島をsingle cellとし、温度応答性培養皿と細胞間マトリックスであるラミニンを用いることにより、シート状に再構築を可能とした。さらにin vitroにおいてはインスリン分泌機能を持つ事を明らかにしており、in vivoにおいても同系ラット及び同系マウスに移植を行い、血糖値を正常化させている。 本年度は、膵島細胞シートの臨床応用へ向けて、異種移植の系で、移植片の拒絶反応について組織学的分析を行った。実験として、Wistarラットの膵島細胞シートを作成し条件を設定した。さらに、膵島細胞シートを異種B6マウスに移植し、移植部位での膵島細胞シートの形態と機能に関して観察した。 ドナー不足や脳死医療が進まない日本の社会において、本研究は、ブタ膵島を用いた異種移植が臨床応用される時代の到来を見据えた研究として意義の持つものである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
膵島細胞シートの異種移植を初めて成功させた。移植部位にはα細胞とβ細胞がリモデリングをなし、移植部位として皮下にいおいて膵島組織の再生に成功した。一時、血糖の低下も測定され、免疫寛容の誘導実験の準備が整えられた。
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今後の研究の推進方策 |
膵島細胞シートの異種移植片の拒絶反応について分析を行い、膵島移植シートの修飾としてMMC注入による正嫡延長を目指す。
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次年度の研究費の使用計画 |
次年度は、MMCで免疫寛容を誘導した膵島細胞シートを作成し、異種B6マウスの皮下に移植し、移植部位での膵島細胞シートの形態と機能に関して免疫組織学的染色にて観察する。
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