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2012 年度 実施状況報告書

自己組織で内皮化された人工血管、再生小口径動脈の臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 23591878
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

斎藤 聡  東京女子医科大学, 医学部, 講師 (60246551)

研究分担者 小沼 武司  東京女子医科大学, 医学部, 助教 (40307559)
松村 剛毅  東京女子医科大学, 医学部, 助教 (20297469)
梅原 伸大  東京女子医科大学, 医学部, 助教 (90349746)
キーワード小口径人工血管
研究概要

現在までに実験系の確立がほぼ行われ、実験計画が具体的に確定した。
ビーグル犬を使用する。全身麻酔科に骨髄より幹細胞を採取し、遠心分離し、培養する。培養細胞を人工血管に塗布する。その際、細胞の足がかりとなるポリマーを人工血管の内側に装着し、培養細胞の足場とする。人工血管をビーグル犬の大腿動脈または、頸動脈に移植する。移植後、経時的に取り出し、人工血管内皮化の程度を観察する。動物はそれぞれ術後1週(n=6), 術後4週(n=6), 術後12週(n=6), 術後6ヶ月(n=6)で犠牲せしめ、graftおよびコントロールとして、対側の血管を採取し、比較検討する。検討項目はgraftの肉眼的、組織学的検討、graftの力学的強度等を比較検討する。また、免疫組織学的手法を用い、成長因子、マクロファージ、リンパ球等のマーカーの発現の時間的推移を検討する。実験動物に対してはあくまで人道的、愛護的態度で扱い、苦痛軽減等に務める所存である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

小口径の人工血管は、両端20mm程度しか内皮化しないが、人工血管に自己の細胞を貼付することにより、内皮化を促進させ、人工血管全長にわたり内皮化させ、より抗血栓性に優れた小口径人工血管の基礎的検討を行う事を目的としている。
特殊ポリマーでの実験系の確立が予想外に困難であった。

今後の研究の推進方策

実験計画に従い進める予定である。
実験系はほぼ確立されているように思われデーター収集を行う。

次年度の研究費の使用計画

移植後に作成された組織に対して生化学的、生力学的、免疫組織学的検討を行う。生化学検査と組織学的には免疫染色の手法を用いて自己組織と比較検討する。

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公開日: 2014-07-24  

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