研究課題
基盤研究(C)
ラット肝臓移植モデルを用いて研究を進めた。移植の手技は、鎌田法(Cuff法)にsplint法で肝動脈再建法を行う方法が簡便であった。この肝動脈再建により虚血再灌流障害や拒絶反応を抑制し、長期に移植肝臓を生着させた。肝臓移植での急性抗体関連型拒絶反応は、微小血管の内皮細胞障害と血栓形成や細胆管上皮細胞や肝細胞の変性、壊死に特徴づけられ、慢性抗体関連型拒絶反応はIgGの沈着を伴う慢性拒絶反応の病理像を呈した。免疫寛容獲得の過程でリンパ管新生は急性拒絶反応の消退に関連していた。肝不全に伴う急性腎障害は傍尿細管毛細血管障害により進展することを示した。現在は、免疫寛容の免疫病理学的特徴を検討している。
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