研究課題
基盤研究(C)
消化器系悪性腫瘍において、術後感染性合併症を起こすと短期予後のみならず長期予後を増悪させるという報告が近年蓄積されてきた。しかし、この機序についての詳細な研究報告はほとんど皆無に等しい。そこでその機序を明らかにするために、マウスを用いて大腸癌株による肝転移モデルと腹膜炎の感染モデルを作成した。その結果、感染マウスでは肝転移巣が非感染マウスに比べ著明に増加していることが明らかになった。そこで肝臓の免疫機能を感染マウスと非感染マウスで比較したところ、感染マウスでは腫瘍免疫に重要なインターロイキン12やNK1細胞のIFN-γ産生能、抗腫瘍活性が有意に低下していることが明らかになった。
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