研究課題/領域番号 |
23591918
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
森 幹人 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (90399452)
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研究分担者 |
阿久津 泰典 千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00375677)
川平 洋 千葉大学, フロンティア医工学センター, 准教授 (90447285)
鈴木 一史 千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00586737)
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キーワード | 国際情報交換 |
研究概要 |
本研究計画はこれまでにまだ解明されていない食道癌におけるmiR-203を介した癌細胞のstemness、転移におけるEMTあるいは腫瘍免疫のメカニズム解析における基礎研究を行い、この基礎研究成果により得られたデータを利用し、食道癌の悪性度診断ならびに放射線・化学療法の治療効果の増強を目的とした創薬開発に向けた臨床応用への足掛かりとしての基礎研究の基盤を設立することを最終目標としている。具体的には、以下の3つの項目の検証実験を行う。①miR-203の発現制御に関与しているとされているZEB1・ZEB2・Snail1などの遺伝子発現量とタンパク質発現量の検証を行う。②miR-203が標的としている癌細胞のstemness、EMTおよびサイトカインに関与する遺伝子群の同定を行い、その発現・機能解析を行う。③食道癌患者のmiR-203および関連タンパク質の血清中濃度と悪性度の関連性を探索し検証を行う。以上3項目に関して平成23年度の研究実施計画として行われた実験は、主に①のmiR-203の転写制御に関わる遺伝子・タンパク質の食道癌における発現・機能解析の検証ならびに②のmiR-203が発現制御しているstemness・EMT・サイトカインに関与する遺伝子群を同定し、その遺伝子・タンパク質の食道癌にける発現・機能解析の検証をRT-PCR、免疫染色ならびにWestern Blot等の分子生物学的手法を用いて検証することであった。
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