研究課題
基盤研究(C)
胃全摘術後は経口摂取量の低下、体重減少をもたらす。この問題を軽減すべく編み出された再建法のひとつとして器械縫合器を1個余分に使用するのみで可能なパウチ(小腸を折り重ねて作成した袋)再建法(AP法)が存在する。この術式の安全性、有効性を証明するために100名の患者さんをAP法と通常法にランダムに割付し、手術成績、QOL(アンケート調査による)、体組成(筋肉量等)を比較した。手術時間、出血量、合併症の頻度、術後在院日数には差がなく、AP法の安全性は示された。術後1年でのQOLや体組成でも多くの項目でAP法が上回ったが、統計学的に明らかな差には至らず、さらに長期の経過観察後に再検討が必要と判断した。
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手術
巻: 第67巻5号 ページ: 559-566
Would Journal of Surgery
巻: 35(2) ページ: 357-64
Gastric Cancer
巻: 14(2) ページ: 144-9