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2011 年度 実施状況報告書

食道癌周術期管理におけるグレリンのサイトカイン分泌抑制作用効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 23591929
研究機関大阪大学

研究代表者

瀧口 修司  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00301268)

研究分担者 宮田 博志  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80362713)
山崎 誠  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50444518)
日浦 祐一郎  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (60571354)
宮崎 安弘  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (00571390)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワードグレリン / 食道がん / SIRS
研究概要

平成23年度は、2つの研究を同時進行ですすめている。(1)術後1日目グレリンと術後経過の検討。大学関連病院で組織している研究グループを活用して、食道癌症例100例の術後グレリン変化(術当日ならびに翌日)によるSIRS期間と侵襲評価指標(胃管ph:トノメーター測定、ScvO2(中心静脈酸素飽和度)との比較検討を行う。多施設研究のため、研究計画、倫理委員会の承認待ちなど少し時間を要している。大学で実施した、20例の検討は論文化し、Surgery Today誌にアクセプトされている(未掲載)。(2)食道がん術後におけるSIRS期間短縮を目指した合成グレリン投与のランダム化比較試験。合成グレリン投与の有無による第II相比較臨床試験を計画している。まず今年度は、投与方法の検討を行った。これまで、術後投与は朝夕3μg/kgのスポットで投与してきた。10例実施し、以前の20例と比較して、非投与群のSIRS期間4.0±3.8日に対し、投与群1.6±2.7日(p=0.0065)で有意に短縮していた。さらに投与の効率化を検討するため、グレリン持続投与(0.5μg/kg/h)を10例で検討した。こちらも効果は高く、スポット投与に比し効率的と考えられた。上記結果を総合し、グレリン持続投与20例、非投与20例のランダム化比較試験を実施することとした。研究計画書を作成し、倫理委員会に提出2012.3 承認いただいた。第1相効果安全性試験については、論文化し、公表予定。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

他施設研究は、時間を要しているが、無作為化試験は予定より早くすすめることができているため。

今後の研究の推進方策

現在、研究成果も出ており、倫理委員会の承認を受けた臨床試験は、着実に進んでいる。現在、研究推進の障壁はなく引き続き、症例を集積し、予定通りに研究を進める。今後の研究費においても症例集積とともに検体解析など予定通りの支出になる見込みである。

次年度の研究費の使用計画

グレリン、その他の炎症指標の測定など、試薬、その他に研究費が必要。その他、学会。論文などの成果報告も予定している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 食道亜全摘胃管再建術後早期における血漿中グレリン値の推移と術後SIRS期間との関係2011

    • 著者名/発表者名
      瀧口 修司
    • 学会等名
      外科代謝栄養学会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2011年7月7日

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公開日: 2013-07-10  

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