研究課題
基盤研究(C)
グレリンは炎症性サイトカインの発現を抑制することにより抗炎症作用を持つと報告されている。第II相比較試験を行い食道癌手術において周術期にグレリンを投与することの安全性と臨床効果を検討した。当科において根治手術を施行した40例を対象とし20例をグレリン群、20例をプラセボ群とした。両群において患者背景には差を認めなかった。全例においてグレリンを投与することが可能で投与に起因すると考えられる合併症は認めなかった。グレリン群において術後のSIRS期間の短縮、CRP、IL-6の上昇の抑制を認めた。食道癌術後早期患者にグレリンを安全に投与でき、術後の炎症抑制効果が確認できた。
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