研究課題
基盤研究(C)
胃癌における網羅的遺伝子発現解析の結果から胃癌の発育進展特に腹膜播種に関連する新規チロシンキナーゼおよびその関連分子の同定を行った。結果KSR1,MEK,Her2,FGFR1というチロシンキナーゼの同定を行いKSR1発現が腹膜播種に関連することが明確。またMEK発現との相同性の極めて高い発現パターンを示すFOXM1やHer2、FGFR1の下流で制御するDOK2、REGIVの3つの分子を同定しそれぞれ予後因子かつタキサン系抗がん剤の感受性との関連予後因子腹膜播種の予測因子としての有用性を示すことができた。胃癌の発育進展に関わるシグナル伝達の解明および新規分子標的治療の開発に向けて今後期待される。
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