研究課題/領域番号 |
23591948
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
谷島 聡 東邦大学, 医学部, 助教 (00408931)
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研究分担者 |
島田 英昭 東邦大学, 医学部, 教授 (20292691)
根本 哲生 東邦大学, 医学部, 准教授 (70242203)
名波 竜規 東邦大学, 医学部, 助教 (90385831)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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キーワード | SEREX / Galectin-1 / p53 / ELISA / 胃癌 / 血清抗体 / 腫瘍マーカー |
研究実績の概要 |
胃癌における血清自己抗体を用いた新しい検査方法を確立することが目的である。平成23年度には、標的分子を固相化したELISAキットを完成し、平成24年度は主としてその診断能力の評価を行った。平成25年度には、血清抗体陽性と陰性の症例での臨床病理学的因子との相関関係を検討した。平成26年度は、保存サンプルにうちまだ解析できていなかった残余サンプルの解析を行った。最終的には研究計画を上回るサンプル数を解析することができた。Galectin-1ならびにp53の両者それぞれを固相化したELISAキットにより測定された血清抗体価と胃癌症例における、深達度、リンパ節転移、遠隔臓器転移との相関関係を検討した。p53抗体陽性率はステージに相関するが、galectin-1抗体陽性率は有意な相関を認めなかった。切除手術前後の治療経過中の血清抗体価の変化を解析した。p53抗体は手術後にゆるやかな低下傾向を認めたが、galectin-1抗体については明らかな低下傾向を認めなかった。再発率あるいは生存解析は、観察期間を延長したが、まだ一定の結論を導くことができなかった。
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