研究課題
基盤研究(C)
癌特異的ラジカルスカベンジャー作用に基づく新しい癌治療法の開発を目的とした。新規抗酸化剤アルファリポ酸誘導体およびビタミンE誘導体を投与し、大腸がん細胞株HT-29、胃癌細胞株MKN45P を用い腫瘍増殖や腹膜播種転移への影響をin vitroおよびin vivoにて検討した。その結果、新規抗酸化物質の投与は、in vitro, in vivoともに腫瘍増殖抑制効果を示し、腹膜播種モデルにおける播種結節の大きさの抑制を示した。その機序には、MAPキナーゼのリン酸化を介したG2/M期での細胞周期停止、ネクローシス、オートファジーなどの非アポトーシス細胞死の関与が考えられた。
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