研究課題
基盤研究(C)
HSP27発現が高い大腸癌細胞株では5-FU感受性は低く、またHSP27発現抑制により5-FU感受性は増強した。さらに、リン酸化阻害によるHSP27機能抑制によっても5-FU感受性は増強した。同様にCPT-11/l-OHPの感受性はHSP27発現レベルと逆相関した。また、抗EGF-R抗体薬はHSP27発現またリン酸化を抑制し、CPT-11の感受性を増強した。治癒切除大腸癌症例の術後補助化学療法群では、HSP27低発現群では高発現群に比較し無再発生存率は有意に良好であった。以上より、HSP27は大腸癌における抗癌剤の感受性バイオマーカーであるとともに、新たな治療標的になり得ると考えられる。
すべて 2014 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件)
Oncology Letters
巻: (in press)
Oncology Reports
巻: 28(4) ページ: 1269-1274
10.3892/or.2012.1935