研究成果の概要 |
低侵襲で簡便な癌の血清診断を目的として研究を継続した。以前に大腸癌組織中のメチル化ビメンチン遺伝子と血清中のメチル化ビメンチン遺伝子が相関することを報告し、今回血清診断の有用性を検討した。242人の大腸癌患者の血清でquantitative methylation-specific polymerase chain reactionの手法を用いた。 CEAとCA19-9との combinationにて検討しstage 0で57.1%, Iで36.1%, IIで45.2%,IIIで55.4%、IVでは85.7% の感度であった。メチル化ビメンチンは大腸癌の血清診断に有用である可能性が示唆された。
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