研究課題
基盤研究(C)
癌幹細胞マーカーCD133の癌幹細胞性維持における機能を検討した。CD133のチロシンリン酸化は、ヒト大腸がん細胞の異種移植腫瘍ならびにスフェアの形成を亢進した。さらに、CD133との結合分子として受容体型蛋白質チロシン脱リン酸化酵素PTPRKを新たに同定し、チロシン脱リン酸化によるCD133の機能抑制を見出した。また、PTPRKは大腸がん患者の予後因子である可能性が示された。以上から、新規大腸がん治療としてCD133のチロシンリン酸化の抑制の応用が示唆された。
すべて 2014 2013 2011
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)
Oncogene
ページ: 1-12
10.1038/onc.2014.141
癌の臨床
巻: 59巻 ページ: 623-627