研究課題/領域番号 |
23592000
|
研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
石川 原 近畿大学, 医学部, 講師 (90309302)
|
研究分担者 |
奥野 清隆 近畿大学, 医学部, 教授 (30169239)
竹山 宜典 近畿大学, 医学部, 教授 (70263374)
中居 卓也 近畿大学, 医学部, 准教授 (60227725)
|
キーワード | アメリカ / ヨーロッパ |
研究概要 |
本臨床試験は、ゲノム包括的解析により発見された肝癌に高頻度に発現し、正常組織にはほとんど発現していない新規腫瘍抗原であるWDRPUH、FOXM1、MELK、HJURP由来HLA-A*2402拘束性エピトープペプチドとアジュバントを用いるペプチドワクチンカクテル療法である。肝癌に対して、副作用がなく臨床的有用性を上げることを目指した新規治療法を確立するための第I/II相臨床試験である。当研究の対象となる肝癌患者3名に、ワクチン治療を行った。1例消化管出血を認めた。しかし、胃静脈瘤からの出血でアリ、ワクチンによるものではないと思われる。また、1例において転移巣が縮小する効果があり、抗腫瘍効果と判定した。更に症例を積み重ね、安全性と有効性について検証する
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
安全性試験を主目的としているため、当研究にエントリーできるのは、直らない進行肝癌患者である。安全性試験のため、ある程度の全身状態が保たれていることも、条件となり、適応となる患者が少ない。
|
今後の研究の推進方策 |
出来るだけ、当研究の活動について広報活動を行い、エントリー患者を増やす予定。
|
次年度の研究費の使用計画 |
治療効果と癌抗原の発現を比較・検討するために免疫染色の抗体を購入する予定。
|