研究課題/領域番号 |
23592011
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
花崎 和弘 高知大学, 教育研究部医療学系, 教授 (30240790)
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研究分担者 |
北川 博之 高知大学, 教育研究部医療学系, 助教 (10403883)
矢田部 智昭 高知大学, 教育研究部医療学系, 助教 (60437720)
上原 良雄 高知大学, 教育研究部医療学系, 助教 (60346723)
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キーワード | 人工膵臓 / 糖尿病 / 周術期 / 血糖管理 |
研究概要 |
糖尿病患者は非糖尿病患者に比べて術後感染性合併症の発生頻度が高いとされている。また周術期に厳密な血糖管理を行うことにより、感染性合併症の発生を抑制することができると報告されている。しかし多くの追試で厳密な血糖管理に伴う重篤な低血糖発作の危険性が報告されてきた。現在のところ周術期感染性合併症を抑制する至適な血糖管理濃度域は明らかではない。人工膵臓を用いた血糖管理は、低血糖発作の危険性がなく、高い精度で目標血糖管理を達成できる理想的な方法である。これにより特に糖尿病患者において、消化器外科周術期における感染性合併症を抑制する至適な血糖管理濃度を明らかにする。 本研究は高知大学医学部倫理委員会に申請し、審査の結果認められた。消化器外科手術において、血糖管理を80-110mg/dl, 110-150mg/dl, 150-180mg/dlの3群にランダムに振り分け、臨床データを解析する。現在症例の登録を開始している。 昨年度は人工膵臓を使用した手術成績を多数の学会に発表し、論文作成した (Tight glycemic control using an artificial endocrine pancreas may play an important role in preventing infection after pancreatic resection. Hanazaki K. World J Gastroenterol. 2012 Aug 7;18(29):3787-9. 膵切除にともなう高血糖に対して人工膵臓を使用し、良好な血糖管理が行えた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
人工膵臓を使用できるICUの稼働率が高く、症例登録がやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
昨年度と同様に症例登録を推進する。
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次年度の研究費の使用計画 |
消耗品である人工膵臓の部品、および液性因子の解析に使用する。 成果の発表を国内および国際学会に報告するため旅費として使用する。
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