次年度の研究費の使用計画 |
異なるiNKT細胞サブセットをベースとしたエフェクター細胞が、DCに賦与する機能的修飾(アジュバント効果)を評価する。検討項目は、DCにおける液性因子 (IL-10, IL-12, IL-23, IL-27, VEGF, sVEGFR) の産生、DCの成熟マーカー (CD83, CD86など) の発現である(ELISA, フローサイトメトリー, リアルタイムPCR)。一方、ルシフェラーゼ遺伝子導入がん細胞株を作製して、NOJ (NOD/Shi-scid, JAK3null) マウスに移植する。これに各種エフェクター細胞を輸注して抗腫瘍効果を比較検討する。抗腫瘍効果は、生存率、腫瘍形成の有無、腫瘍径を計測するなどにより判定する。したがって、これらを解析する為の試薬(DC誘導試薬・サイトカイン・抗体・ELISA関連試薬・リアルタイムPCR関連試薬)、およびマウス飼料などを購入して研究を実施する。
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