研究課題
基盤研究(C)
ヒトでは肺は一般的に再生しない臓器とされるが、その再生能力は本当にゼロであろうか。動物実験では、肺切除後の残存肺の摘出検証が可能であり、重量・容積・DNA量が肺損失を代償するように回復し代償性肺成長と称される。同検討法はヒトでは使用できないため、非侵襲的な検証が必須であった。我々は、急性呼吸促迫症候群の重症度定量法を参考にし、CT画像解析ソフトを用いた仮想肺組織量測定法を提唱した。健常成人による同手法の検証では、吸気相の影響を受けず、肺重量の測定が可能と判断した。健常成人ドナーの肺葉切除後および肺癌の肺切除後(10亜区域以上)において、代償性肺成長類似の現象を仮想肺組織量で検出した。
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