研究課題
多施設共同研究であるCLASIS trialは症例集積が310例となり、現在その後のフォローアップデータを集積中である。すでにフォローアップ期間が2年を経過し、平成26年12月をもってフォローアップを終了する予定である。現在も定期的に肺機能検査、HRCTによる肺気腫評価および肺癌発症の有無を調査中である。COPD合併肺癌症例においては、COPDおよび肺線維症合併例による長期予後の解析を行った。その結果COPD単独症例よりもCOPD/肺気腫+肺線維症(CPFE)において、より長期予後は不良であり、肺癌再発率が高いことが示された。(Thorac Cardiovasc Surg 2014 (in press). doi: 10.1055/s-0033-1363478)また東金市COPDスクリーニングデータを解析し、喫煙および生活習慣病とCOPD発症との関連を調査した。その結果、60歳以上の既喫煙者の男性と呼吸器疾患の既往歴を有する女性でCOPD発症リスクは高まるが、生活習慣病との関連は見出せなかった(Int J COPD 2014 (in press))。
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Respirology
巻: 19 ページ: 98-104
10.1111/resp.12179
Thorac Cardiovasc Surg
巻: 61(2) ページ: 124-30