今後の研究の推進方策 |
1)In vitroにおいて、CilengitideがMSCに対し、どのような影響を与えるか、について検討する。Cilengitide存在下、MSCの分化が起こるか、サイトカインの分泌が促進されるか抑えられるかについて検討する。(担当 小野、黒住、伊達)2)正常ラットに対し、MSCとCilengitideを併用投与することで、正常成体に影響するか否かについて検討する。最近報告されている癌化についての評価も行う。(担当 小野、黒住、伊達)3)中大脳動脈閉塞モデル(MCAOモデル)を作成し脳内にMSCとcilengitideを注入し、どのような効果が出るか行動学的評価、MRI評価を行う。MCAOモデルでは一過性脳虚血モデル、または永久虚血モデルを作成し検討する。行動学的評価としてlimb placement test,rotalod test, tredmill testを行う。MRI評価はDWI, MRS, perfusion imageなどを行う。治療モデルにおいて組織学的評価、サイトカインについての定量、q-PCRなどで、BDNF, GDNF, NT3, CNTFなどの脳保護効果のあるサイトカインを検討し、メカニズムについて考察する。(担当 小野、黒住、伊達)
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