研究課題
基盤研究(C)
もやもや病の血管病理については研究が困難な領域である。我々はこの問題についていくつかのアプローチを行った。1)患者および家族の了解を得てバイパス手術中に明らかに閉塞している血管がある場合のみ完全閉塞を確認後採取し病理学的に検討した。3例の検体が得られ従来の内頸動脈の報告と同様に内弾性板が肥厚蛇行重層化していた。2)MRI-CISS画像により内頸動脈、前大脳動脈、中大脳動脈の外径を測定したところ正常成人、動脈硬化性疾患の患者に比べ有為差をもって外径の狭窄が見られた。以上の結果からもやもや病の血管病変は収縮性変化が病態の初期と考えられる(Constrictive remodeling)
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